【042】
【朗読感謝】
瀬来あきら 様

僕を呼んでる気がしたけれど
どこにもどこにも見当たらない

ベッドの端を持ち上げても
箪笥の裏を覗いても
鏡をそっとどかしても

ホコリがふわふわ飛んでるだけで
君の影も見つからない

ほら
やっぱり僕を呼んでいる
どこかに隠れた君がいる

薄暗い廊下を渡り
幽霊屋敷と呼ばれる家の
反対側へと歩き出す

今度は風呂場を捜索だ


---【永遠のかくれんぼ】
早帆


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